耳鳴りとめまいがする病気「脳腫瘍」

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耳鳴り、めまいの原因は耳以外にもある

耳鳴りとめまいがする病気「脳腫瘍」

 

耳鳴りやめまいは大変不快な症状で、症状が重い場合には動くことはおろか、立ち上がることもできず、日常生活に大きな支障が生じます。このような症状が続くのは大変つらいため、すぐに病院を受診する方は多いかと思います。しかし、耳鳴りやめまいは実はその原因は1つではない点に注意が必要。体のさまざまな部位の異常で生じる可能性がある症状なのです。

 

まず考えられるのは耳の異常。耳の奥には三半規管などの平衡感覚を司る器官があり、これらの異常によって不快症状が引き起こされることが考えられます。耳鼻科を受診すれば、耳に異常があるかどうかは判断できます。

 

ただし、耳に異常がないからといってそのまま放置するのはよくありません。特に注意すべきは脳の異常です。脳には、目や耳などの体の各器官から得られた情報を判断するさまざまな神経が集中しています。この脳の神経に異常がある場合にも同様の症状は起こり得るのです。

耳鳴りなどを生じさせる脳の病気とは

脳の異常にもさまざまなものがありますが、目に関する視神経や耳に関する聴神経に大きく影響を及ぼす病変として代表的なのが、脳腫瘍です。腫瘍とは簡単に言えば出来物のようなもので、脳に限らず、体のさまざまな場所で発生するします。また、くっきりと形がわかるものもあれば、周囲の細胞に染みこんで輪郭が不明な腫瘍も存在します。

 

脳は硬い頭蓋骨によって覆われており、頭蓋骨内の狭い空間に収容された形となっています。脳腫瘍がどうやって発生するのかは未だに不明なところが多いのですが、脳内で自然発生する原発型と、体内のガン細胞が脳に転移して発生する転移型とがあります。

 

脳内のどこに腫瘍が発生するかによって症状は大きく変わります。頭蓋骨内で発生した腫瘍が次第に大きくなっていくと、その成長した腫瘍によって脳の一部分が圧迫され、圧迫された細胞に血液や栄養分が供給されなくなって、正常に機能しなくなります。また、腫瘍の種類によっては脳の細胞に入り込むこともあります。

脳の検査で異常が見つかった場合

脳の異常を調べるには、一般にはMRI検査を行います。MRI検査とは、頭の周囲に磁場をかけ、頭部内の水素原子から発信された信号を元に、コンピューターで画像化するという検査手法です。脳腫瘍などの異常がある場合、MRI検査で得られた画像にはっきりと映し出されます。

 

脳腫瘍と一口にいっても、放っておいても大きな問題とならない良性のものと、いわゆるガンに分類される悪性のものとがあります。腫瘍の良性、悪性は、MRI検査で得られた画像からもある程度判断がつきます。

 

良性の腫瘍の場合は、基本は放置しても構いませんが、ただ、その存在場所によってめまいなどの不快症状を引き起こされているのであれば、手術によって取り除くことが望まれます。一方、悪性の場合は、そのまま放置しているとどんどん進行していきますので、早急な処置が必要です。

 

まず手術で可能な限り摘出し、その後、化学療法や放射線療法によって腫瘍を縮小化していく治療が基本となります。